揖夜神社:黄泉の国と関わりが古い神話に記された古社

Marc
こんにちは、Marc (@marc_freelancer) です。

今回は島根県松江市にある「揖夜神社」を紹介します。

この神社は神話にも登場するかなり古くから存在が確認されている古社です。

特に古事記の中で外すことができない黄泉比良坂(黄泉の国)と関係が深いと言われています。

目次

揖夜神社とは?

揖夜神社は古くからの歴史を持ち、創建時期は不明ですが、日本書紀や古事記などの古文書にその名が見られることから、古代からの重要な神社であることが分かります。

伊弉冉命(いざなみのみこと)
大巳貴命(おおなむちのみこと)
少彦名命(すくなひこのみこと)
事代主命(ことしろぬしのみこと)

主に祀られているのは、伊弉冉命や大国主命(おおくにぬしのみこと)です。大国主命は日本神話において重要な神の一柱で、国土開発や豊穣を司る神です。これらのことから、国家安泰、子孫繁栄、五穀豊穣、家内安全、商売繁盛、厄除け、病気平癒、就職、受験など、幅広いご利益があると言われています。

揖夜神社の見どころ

随神門

最初の鳥居をくぐると大きな注連縄のある随神門(随神門)があります。門をくぐるとその先には境内、そのさらに美しい山々を望むことができます。

参道を進むと左手に拝殿が見えてきますが、門をくぐって正面に本殿が鎮座していない神社は珍しいようです。

拝殿

正面の大きな注連縄が特徴です。四方吹抜けの律礼式という建築方式になっており、現在の拝殿は、昭和9年の遷宮の時の建立で、本殿と離れているのが特徴です。

本殿

天正11年(1583年)に毛利元秋が再建した記録があります。大社造と呼ばれるこの地方に多い作りの本殿となっています。

御神木と荒神社

拝殿の正面にある御神木は椎の木で推定樹齢約600年にもなるそうです。そしてその奥には縄で編んだ木に巻きつく大蛇のようなものが鎮座しています。

これは「藁蛇」と呼ばれ、出雲東部から西伯郡にかけての地域では藁蛇が家や田畑の守護神として信じられています。その年の豊作や家族の健康を願う意味が込められていることが多いです。

揖夜神社へのアクセス

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